吉祥寺@共栄記
吉祥寺と三鷹でマッサージ店を営んでいます。経営者の視点で日々の業務活動を綴っていきます。

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プライス

最近、マッサージ店(リラクゼーションも含み)の値段が上がっているような気がする。もちろん、新しいメニュー(施術スタイル)が次々と出来ているし、考えられ、創りこんだ技術料金としてそれが妥当であるなら問題はないのだが、安易に便乗しているトコロはとんだ見当違いであろう。

一時は安売り合戦の様相を呈していた我々の業界にも変化の波が確実に訪れている。私の考察する限り、今回の仕掛けは某大手チェーンだ。(今回は店名、企業名は敢えて伏せたい)年商100億が物語る通り、膨大な店舗数と資本力で業界を席巻しているのだが、ついに「まっさーじ」にその矛先が向けられてきたという印象。

「あんまマッサージ指圧師」という国家資格がある。法令上、資格者だけが「マッサージ、指圧、あんま」の施術を免ぜられている。そしてこの免許がなければマッサージ店に施術者として勤務する事は出来ない。資格がなくてあんま、マッサージ、指圧の技術のあるものはその名を「整体、カイロ、リラクゼーション、ほぐし、ツボ押し、リフレ」等マッサージ指圧あんまを連想させる言葉に変換し、あんまマッサージ指圧という言葉が看板およびメニューに入っていないトコロで勤務するしかない。こういった現状故、「整体屋に行ってもマッサージ屋に行ってもやってもらってる内容は一緒」なんて経験がある方は多いと思う。

と、まぁこれが我が業界の法律であり、就業者の常識である。「あんまマッサージ指圧師」の資格を取得するには3年間、厚労省が管轄する専門養成所(学校)に通い受験資格を得た上で国家資格を受験し合格しなければならないというプロセスがある。昨日今日思いついてマッサージ師になれる訳ではない。

    − だがビジネスマンはここに狙いを定め、ついに動き出した −

と言ったところか。それまでずっと「脚、腕、首、肩」など「パーツのケアで」というベクトルで店舗を増やし顧客を着々と増やしてきたところについに「ボディ」というメニューが出来た。自社でスクールも抱えてあるため、人員の確保には事欠かない。死角らしい死角は見当たらず、まさに「打って出てきた」感満点である。

前述したが何せ年商100億だ。日本が資本国家である限り、資本の力で、やりたい事は殆ど出来る。そして美容業界まで視野を広げれば話は別だが、リラクゼーションと括りをする場合、同業でここに肩を並べられるトコロは数えるほどしかない。この仕掛け人がどこまでの野心を持ち合わせているのか、どういう信念とビジョンでこの先を見ているのか、それは識る由もないが、昭和の初期に「指圧」を認めさせた当時の伝説を彷彿させるものがあるのではないだろうか。これだけの資本力と実績があればそれなりに人脈や政治力も蓄えていることだろう。整体もカイロもこの段階からの法制運動で足踏みしているが、自分たちの商標で案外あっさりとクリアしてしまうのか、それとも全く別のビジネスドメインやシェアを考えているのか、今後最も注目しなければならないトコロである。

職域保護的な発想ではこういうビジネスマン達にあっという間に踏み潰されてしまうだろう。こういう時こそ大なり小なり経営者の主張が必要な局面である。このような強い企業は必ず業界を淘汰し活性化させてくれる。そしてその生き残りをかけた各々の真剣な企業努力こそが、正しい方向に向かっていく喜ばしい事なのだ。

さて、経営者の主張と言ったが、私はメニューと価格にその全てが集約されていると思っている。決意と謳えば大げさに聞こえるかもしれない。しかし顧客に「この商品をなんぼでどうよ」という問いかけの全てが詰っているのだ。ここに信念をこめず上がっているから上げる、下がっているから下げるでは顧客に見捨てられてしまうだろう。

仕掛け人の打ち出すプライスはやや高めの設定である。「ついてこれるものならついてこい」と言わんばかりだ。そして便乗するかのように、最近出来た新規店舗のいくつかや心無い既存企業はなかなか挑戦的なプライスで勝負してきている。何度も言うがそこに創りこみがあれば問題は無い。市場経済である以上周りとの相場、そしてそこから生まれる「適正」というコンセプトも勿論無視できない。しかし某クーポン紙などで定価から50%以上の割引をしている様を目の当たりにしたりすると「じゃあ最初からその価格でやりゃいいじゃない」なんて突っ込みを入れたくなる。

私はオイル等を使用しないボディケアの適正料金は 10分 1000円単位 か 15分 1,250円単位 かであると信じている。「ついてこれるものならついてこい」には敢えてついていかない。小店のメニューとプライスには勿論私なりの決意、思いがこめられているからだ。そしてそれを利用して下さるお客様を裏切らないためにも、周りに振り回される事無く、確信を持ってやっていきたいと思う。
2008.06.08 (10:57) / 未分類 / TB(0) CM(0) /

マッサージ店の担うべき役割

先日、人の誘いで 安保徹 医師(新潟大学大学院医学部教授)の講演を聴きに行った。この先生、大変な東北ナマリである。私も東北出身なのだが、何をおっしゃっているのか時折分からなくなる程ヒドイ。ご本人もそれは講演の最初に説明していて、何気に笑いをとっていた。

まぁ東北弁は私にとってネイティブな言語のせいか聞いていて非常に安心感があるのだが、初めて聞く人は笑っちゃうかも(笑)

で、講演の内容なのだが、まさに目から鱗だった。テーマが「腸管免疫」なのだが、今後の医学の指針、私達代替医療の担い手の者にも将来の道しるべとなると言えるのではなかろうかと思うくらい、素晴らしい内容だった。興味のある方はインターネットの検索エンジンで「腸管免疫」「パイエル板」「安保徹(先生)」なんて言葉で検索してみると良い。インターネットでは安保先生の東北弁が聞けないから魅力半減かもしれないけどね(笑)

さて、世の中同輩はいるものだ。実際私も行って施術を受けてきたのだが、その方はずっと前から腸管免疫に着眼していて「腸もみ」というメニューも独自に創り出し、すでに沢山のお客様に支持を得ている。指圧の世界でも開祖といわれている 太田普斎 が「按腹図解」という要は腹を押す事の重要性を江戸時代に説いているが、昭和の 増永静人 が「腹証」という独自の理論で技術体系化した事の他には指圧界で「腹」に関する第一人者と呼ばれる人はおそらくいない。

「腹」確かに触られるのはなかなか抵抗感がある。そして「腹」を揉んでそれが腸管免疫の賦活になるという確証もないし、背中の脊柱側を押圧して自律神経の副交感神経優位状態に誘導する方が理にかなっているとも言えそうだし、しかしでも、だ。シンプルに「腹」の施術が免疫の賦活に繋がると考えるのも一つチャレンジしていいと思う。 太田普斎 も 増永静人 も何かを「腹」の施術に感じていた筈だ。

免疫機構の賦活=病気の予防、治癒力の促進。私達のような身近な(恒常性)医療を使命として背負っているものは、こういう事を施術にどう活かしていくかを最終テーマとして真剣に考え、お客様に具現化して提供する努力を怠ってはならない。と、思う。心地良い刺激のなかにもそういう充実した内容がなければ、手技療法が存在し続ける理由がない。

もはやお客様は薄っぺらな「癒し」には飽き飽きしている。現場にいるとそれがよく痛感できる。今後、私達の業界はただ単に新しいものではない、内容のある、しっかりとした人、メニューを考え提供していかなくてはならない。きっとそういう視点でお客様は店舗としてのご評価をして下さるのだと思う。
2007.11.05 (03:23) / 未分類 / TB(0) CM(0) /

お引越し

HPのリニューアルに伴い、ブログも新しいトコで始められるようになった。気分一新じゃないが、何か清清しいね^^

HPもかなり以前のテイストを残してあり、業者さんとの打ち合わせの中でもその方が店舗イメージを損なわないメリットがあり、尚且つお得に上がるそうだ。

まぁHPは今までおろそかにしていた部分が多いからこれを機にしっかりやろうと・・ウム、頑張ります(汗)
2007.10.04 (14:21) / 未分類 / TB(0) CM(68) /
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